データベース
行政や企業の情報は公開されていても、必ずしも誰もが扱える状態になっている訳ではありません。膨大な情報の中から、必要なものだけを得る手段の一つがデータベースです。Tansaでは情報にアクセスするハードルを下げるため、データベースを作成し、公開しています。
製薬マネーデータベース
製薬会社から医師や研究機関に対しては、研究費や謝礼といった名目で多額の金銭が支払われています。日本では業界団体のガイドラインに従って、各社が支払い情報を公開しています。しかし個別のデータでは、1人の医師がどの会社から合計でいくらもらっているのか、どの病気の分野にお金が集中しているのか、といった製薬マネー市場の分析ができません。
そこで日本製薬工業協会に加盟する90社以上のデータを一本化したのが、この製薬マネーデータベースです。データベースは、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所との共同プロジェクトとしてスタート。これまでに2016年度〜2019年度の4年分のデータを制作しました。
2020年度分のデータからは、医療ガバナンス研究所が単独プロジェクトとして制作・運営を行っています。
製薬マネーデータベースを元にTansaが報じた、シリーズ「製薬マネーと医師」はこちらからお読みいただけます。
JUDGIT! (ジャジット)
平成元年に60兆円だった国の予算は、30年で100兆円を超えました。無駄遣いはもうできません。自分の財布の中身と同じように、税金の使い道をチェックできないか。国の各省庁が行う約5000事業のほぼ全てをデータベースにした「JUDGIT! 」が威力を発揮します。
JUDGIT! では、それぞれの事業の「目的」「内容」「成果」「予算の支払い先」「金額」などを誰でも調べることができます。気になるキーワードや、支出先の企業・団体名での検索も可能です。
JUDGIT! は政策シンクタンクの構想日本、日本大学文理学部情報科学科の尾上洋介研究室、Visualizing.JP、Tansaの4つの団体及び個人によって共同運営されています。
詳しい使い方はこちらでわかりやすく説明しています。
シリーズ「税金を“JUDGIT! ”」はこちらからお読みいただけます。