誰が私を拡散したのか

デジタル性暴力の被害実態を調査します/自分や家族の「性的な画像が晒された」「性的動画で脅されている」「盗撮された」こんな被害はありませんか?

2025年09月16日 16時15分  辻麻梨子、渡辺周

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イラスト:qnel

「見知らぬ人から突然、自分の裸の画像を見たとDMが来た」

「性行為の動画をばら撒かれたくなければ、金を払えと脅されている」

「学校で子どもが盗撮の被害にあった」

「グループチャットなどで、裸の自撮りを晒された」

こうした被害を経験をしていませんか。

これらは、「デジタル性暴力」と呼ばれます。

盗撮やリベンジポルノ、児童ポルノの撮影や提供などは犯罪です。しかし現代のデジタル性暴力はさまざまな方法や状況で発生し、見過ごされている被害も多くあります。

撮影された画像や動画がネット上に拡散することで、被害はさらに深刻になります。拡散した画像などをもとに、被害者が金を払えと脅迫されたり、自宅や名前を特定され、ストーカー被害にあう事例が多発しています。

ところが、どのような被害がどれくらい起きているのか。デジタル性暴力の実態はいまだわかっていません。被害に関する調査が、ほとんどなされていないからです。

被害の手口や、被害にあった人がどのようなことで困っているのかを、明らかにする必要があります。実態がわからなければ、必要な制度や支援を整えることはできません。

そこで、被害を経験した方とそのご家族などを対象に、調査を始めます。

Tansaは2022年から、デジタル性暴力の被害の実態だけでなく、被害者の画像でお金儲けをする加害者たち、犯罪行為を放置するプラットフォーマーを取材してきました。

取材の結果、児童ポルノの取引の温床となっていたアプリは運営を終了しました。アプリを提供していたAppleやGoogleも、Tansaからの要請後にアプリをサイトから取り下げています。

私たちの目的は、実態を報道することで社会や政治、企業を動かし、今被害にあっている人の現状を変えることと、未来の被害を防ぐことです。

調査へのご協力をお願いいたします。

質問フォームと同意について

調査の対象は、デジタル性暴力の被害を経験した方と、子どもや友人などの身近な人が被害にあった方です。

デジタル性暴力の範囲は定まっていません。Tansaでは、本人が望んでいないのに、下着や裸の画像や動画を撮影されたり使われたりした経験を広く指すことにします。

調査には、以下のフォームからお答えください。被害に関する項目は、全て任意での回答が可能です。答えたくない質問には、回答しなくても問題ありません。

質問フォームはこちら

回答いただいた内容は、Tansaのウェブサイトや提携する外部の媒体などに掲載します。

情報はご本人からのお申出がない限り、特定の個人と結びつけられることのないよう細心の注意を払います。

個別の被害相談に応じることや、加害者との交渉を担うことはできかねますことを、ご理解ください。

フォームの末尾に、調査への同意を確認する質問を設けています。

削除要請や相談の窓口

今まさに、デジタル性暴力を経験し、困っているという方もおられると思います。状況に合わせて、相談が可能な窓口をご紹介します。身の危険がある場合などは、警察への通報を優先してください。

<画像の削除を要請したい場合>

インターネット・ホットラインセンター:18歳未満の下着や裸が写っている児童ポルノや、性器が明らかに確認できる画像などを通報することができます。通報をもとに、センターが警察に情報提供したり、サイト管理者等に削除を依頼します。

NPO法人ぱっぷす:リベンジポルノ・性的な盗撮・グラビアやヌード撮影によるデジタル性暴力、アダルトビデオ業界や性産業にかかわって困っている方の相談窓口です。無料での削除要請も行っています。

<まずは誰かに相談したい場合>

NPO法人ぱっぷす

よりそいホットライン:電話、チャット、SNSなどで性的被害について専門相談員に相談ができます。

<どうしたらいいかわからない場合>

性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター:性犯罪・性暴力に関する総合的な相談窓口です。産婦人科医療やカウンセリング、法律相談などの専門機関とも連携しています。

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