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Tansaと学ぶ
編集長コラム
瀕死のジャーナリズムを再生させようと朝日新聞を辞め、2017年にTansaを創刊した編集長の渡辺周。「時間がかかる」「リスクがある」「お金にならない」という探査報道の宿命にいつも喘いでいる。小舟で大海に漕ぎ出した船頭から見える景色と心の内を、コラムで綴る。
飛び込め! ファーストペンギンズ
勇気をもって道を切り開く人を、群れの中で最初に海に飛び込むペンギンになぞらえ、「ファーストペンギン」と呼びます。知名度がなく財政も不安定なTansaに飛び込んだリポーターたちは、いわば新たなモデルでジャーナリストを目指すファーストペンギン。ときどき溺れながらも、懸命に泳ぐ日々を綴ります。
コロナ世界最前線
未知のウイルスによって情報が錯綜し、不信と不安が募る。そんな人たちのために、世界一流誌に掲載された最新の論文を噛み砕いて伝える。筆者は内科医の谷本哲也氏。薬の審査をするPMDAの委員を務めた経験もある「プロ」だ。
ジャーナリズムを創る
日本にジャーナリズムは存在するのでしょうか。メディアを寡占してきたマスコミは、政治権力や大企業を前に萎縮し、記者も会社員としての自己を優先させています。ジャーナリストの殺害や投獄が日常ではない国で、報道の自由度ランキングは世界71位です。「新しいジャーナリズムをここから創る」。決意したTansaの取り組みをご紹介します。
葬られた原発報道
2014年9月11日、朝日新聞社が原発「吉田調書」のスクープ記事を取り消した。取り消しは「捏造」があった時の処置だが、記事に誤りはない。全国の弁護士194人は「報道の使命を自ら放棄した」と抗議し、福島の被災者は「原発事故の後こそ『ペンは力なり』が試されている」と怒る。ジャーナリズム史に残る事件で何があったのか。
ワセクロの五感
Tansaの前身ニューズルーム「ワセダクロニクル」のメンバーによるリレーコラムです。2020年3月から連載がスタートしました。メンバーの日常やジャーナリズムへの思いが、個性あふれる写真とともに綴られています。
アリンコの知恵袋
お金も人も少ない私たちは、言わば政府や大企業といった「巨象」相手に探査報道で挑む「アリンコ」です。そんな「アリンコ」がいつも頼りにしている「知恵袋」を講師にお招きし、山積する社会問題を突破する知恵を、みなさんと学ぶ会を開きました。